人生を決定付ける「脳内会話」

以前、会話には外的コミュニケーションと内的コミュニケーションの2つがあるということを書きました。

 

言葉やボディランゲージを使って他者との意思疎通を図るのが外的コミュニケーション。

 

頭の中で1日中している「自分との対話」が内的コミュニケーションです。

 

内的コミュニケーションとはいわば「脳内会話」。起きてる間はずっと続いてます。

 

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そして、その脳内お喋りが私達の行動や選択を決定している。

 

行動や選択が人生の結果を決めているわけですから、つまりは脳内会話が私達の人生を決めている。

 

脳内でどんなお喋りをするかは全て自分で決めることができます。

 

1日中ネガティブな思考で頭の中を満たしストレスホルモンだらけの脳みそにするか、前向きな思考で心を満たし快楽ホルモン(ドーパミンセロトニンなど)を放出させるかは自分で選べるのです。

 

人生に最も強い影響を与えているのは、自分自身との会話です。

 

脳内会話は私達の自己イメージを作り上げます。

 

今まであなたがしてきた脳内会話が今のあなたの自己イメージを作り上げました。今からあなたがする脳内会話がこれからのあなたの自己イメージを作り上げます。

 

あなたは起きてる間中続いている脳内会話を止めることができます。あるいは、その内容を変えることもできます。

 

ほとんどの人はそのことに気付いていないので、今まで慣れ親しんできた考え方に流されるがまま生きています。

 

ですが、もしあなたが今の自分自身や自分の置かれている状況など、何かを変えたいと思っているなら自分がどんな脳内会話をしているのかということに自覚的である必要があります(すべて今のままでいいという方は脳内会話を変える必要はありません)。

 

親友と呼べる人を思い浮かべて見てください。いなければ、一番信頼している友達でもかまいません。

 

彼/彼女に100万円貸してほしいと頼まれました。仲の良いあなたは100円貸します(人には絶対にお金を貸さないという信条をお持ちでも、ここでは一旦貸したと仮定してみてください)。

 

ですが、返済期日が来ても1円たりとも返ってこず、連絡もない。あなたから連絡しても音信不通。

 

あなたは100万円とこれまで築き上げた信頼関係を失いました。

 

この出来事に対して、あなたはどう思いますか?

 

「親友だと思っていたのに、最低なやつだ」「人を裏切るなんて人間としてどうかしてる」「もう人を信用できない」「他の友人に言いふらしてひどい目に合わせてやる」

 

一方で、こう考えることもできます。

 

「彼/彼女にはやむにやまれぬ事情があったのかもしれない」「自分に人を見る目がなかったのだ、これを機に洞察力を磨こう」「100万円くらいでショックを受ける程度しか稼げない自分が悪い。もっと自分を高めて、稼げる人になろう」

 

物事には両面性があります。一つの出来事を右から見るか左から見るかで見え方は全く変わってしまいます。上から見ることもできれば下から見ることもできるし、左斜め32度から見ることもできます。

 

結果に対してあなたがどのように意味づけをするかで、あなたの人生が決まります。

 

この世に成功というものはありません。

 

この世に失敗というものはありません。

 

この世に「善い」ものはありません。

 

この世に「悪い」ものはありません。

 

あるのは「結果」だけです。それに対してどういう意味づけをするかは、あなたが選択できるのです。

 

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95%の行動は、潜在意識にコントロールされている

あなたのほとんど全ての行動は潜在意識にコントロールされています。

 

ご存知かもしれませんが、我々の意識は2つの部分からできています。

 

顕在意識と潜在意識です。

 

潜在意識を表現するものとしてよく用いられるのが、氷山を横から切り取って見た絵です。

 

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氷山を見ると水面より上部は見えるのですが、水面下にある全体の大部分は見えません。

 

この水面上に見える部分が顕在意識で、水面下にあるほとんどの部分が潜在意識であると説明されます。

 

では、顕在意識とは?

 

それは、「その瞬間に焦点を合わせているもの」です。

 

あなたが今焦点を合わせているものがなんであれ、あなたが意識しているものが顕在意識を構成しています。

 

ここで一つ例を。

 

あなたの視界には、常に鼻の先が写っていますね?

 

今、鼻の先が意識にあがったかと思います。鼻の先に焦点があたり、顕在意識へとあげられました。

 

常に視界に入っているはずなのに、普段は鼻の先など意識にあがってきません。

 

我々人間は五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)を通して世界を経験しますが、五感から入ってくる情報全てを顕在意識にあげているわけではないのです。

 

例えばあなたに達成したいゴールがあったとしましょう。

 

あなたはそれに向かって突き進み、困難や障害に直面します。

 

その際、「どのように感じ、どのように行動するか」について潜在意識は顕在意識とは比べ物にならないほどの圧倒的なパワーを持っています。

 

顕在意識だけを使ってゴールを達成しようとしても空回りして終わり、という話です。

 

「意志力の科学」という著作で有名なロイ・バウマイスターという社会心理学者がいます。

 

彼の研究では日々の行動の95%は自動的に起こっていて、意識的な行動はたったの5%という結果が出ています。

 

全行動の95%が潜在意識によって自動的に引き起こされている。

 

私達は、脳によって自動操縦されているということです。

 

だったらどうしようもないのか?

 

そんなことはありません。

 

人間の脳がどのように機能しているのかをしっかり理解すれば、思い通りの人生を歩むことができます。

 

何かを達成したければ、まずは脳の仕組みを知るところから始めましょう。

 

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なぜあなたの努力が報われないのか?〜望みを実現する潜在意識の活用法〜

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心には2つの領域があります。

 

一つは普段私達が意識している「顕在意識」。

 

この領域で、私たちは

 

「今日の晩御飯どうしようかなぁ」

 

「19:00からの約束忘れてた、面倒だな」

 

「この本面白そうだな、買ってみよう」

 

と、こう考えます。

 

では、もう一つの領域。それは「潜在意識」です。

 

顕在意識は普段私達が意識している理性的な心。

 

これに対して、潜在意識は理性では説明のつかない心です。

 

私達は二つのコミュニケーションをとる存在です。

 

一つは、言葉やボディランゲージなどを通して他人との意思疎通を図る外的コミュニケーション。

 

そしてもう一つは、自分の頭の中で自分自身に言い聞かせる「自分との対話」、内的コミュニケーションです。

 

私達の頭の中では四六時中「思考」というおしゃべりが続いています。

 

そして、そのおしゃべり(頭の中を駆け巡る思考)は全て潜在意識に蓄積されていきます。

 

人間は1日に6万〜10万回思考していると言われており、その内どれくらいの割合をどのような思考が占めているかで、あなたという人間の人格が決まります。

 

ひいてはそれが、あなたの人生を決定づけます。

 

それに気付いた時、あなたは普段頭の中で駆け巡る思考に対して自覚的にならざるを得なくなるはずです。

 

邪悪で、失敗や不満、不幸にまみれた人生を送る確実な方法をお伝えします。

 

1日中、邪悪で、失敗や不満、不幸に繋がる内的コミュニケーション(頭の中でのお喋り)をし続ければいいのです。

 

安心してください。潜在意識は絶対にあなたを裏切りませんから必ずあなたの願いは叶います。

 

ほとんどの人が、人生を支配する「心の法則」を知らずに限りある生命時間を浪費しています。

 

たとえ輪廻転生を信じる人でも「同じ人生」いや「同じ時間」はひとときもやって来ないのに、それではあまりにももったいないと思わないでしょうか?

 

私達の(顕在)意識は船の乗組員(潜在意識)に命令を飛ばす船長のようなものです。

 

乗組員は言われたことをするだけで、反論もしませんし意見も言いません。

 

あなたに命じられた通りに動くだけです。

 

乗組員はどこに向かっているのかなど気にしません。あなたがどれだけ不幸になろうと、あなたの命令を忠実に守ります。

 

逆に、「目的地に向かって突っ走れ!」と命令すれば、その通りに舵を切ります。

 

潜在意識のパワーは圧倒的です。顕在意識でする「意識的な努力」が報われないのは潜在意識で望んでいないことだからです。

 

潜在意識で望んでいることであればそれは「無意識レベルであなたがやりたいと思っていること」ですから、「努力している」という感覚はなくなるはずです。

 

潜在意識は内的コミュニケーションを変えることで再プログラム化できます。

 

自分自身にどんな言葉を語りかけるかで、望みが実現するかどうかが決まります。

 

あなたは乗組員たちに、どんな命令を出しますか?

 

 

“思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

 

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

 

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

 

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

 

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。”

 

マザー・テレサ

 

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21世紀に生き残る人、取り残される人

90歳で若造の時代

人生100年時代が到来しようとしています。

 

あなたは人類の寿命がどれほど早いスピードで伸びているか、数字ベースで理解していますか?

 

今から約90年前の1925年、男性の平均寿命は42歳でした。

 

それが35年後の1960年には、65歳を越えます。

 

今はご存知の通り、80歳を越えていますね。

 

単純計算で1世紀弱で約2倍伸びており、このままいけば2050年には平均寿命120歳というのも全くおかしくありません。

 

普通に考えたらわかるのですが、それでも「90歳で若造」という世界は想像しにくいですか?

 

では、あなたは次のような科学技術が開発されつつあることを知ってますでしょうか。

 

・原子単位で生命の分子を一から作り治す量子医学

 

・ヒト一人の全遺伝子の配列を決定する遺伝子シーケンジング

 

・ゲノムに潜むその人特有の個人的な秘密や、祖先がたどった移住ルートを読み取るバイオインフォマティクス

 

こんなものは目の前にある現実で、30年後には我々の想像が及ばないような未来技術が開発されていることでしょう。

 

もちろん医療の世界だけではありません。一般人が知らないだけで、世界ではとんでもない技術が開発・考案されつつあります。

 

・脳とコンピューターを繋ぎ、頭の中で発せられる電気信号をバイオフィードバックしてテレパシーを実現するブレインゲート(ブラウン大学の神経学者ジョン・ドノヒューが考案)

 

fMRIを用いた夢の録画

 

・個々の原子そのもので計算する量子コンピューター(開発済み)

 

・人間の意識をインターネット空間に保存し電脳世界で永遠の意識状態を実現するマインドアップローディング

 

ここにあげたのはほんの一例で、人類の科学技術が向かおうとしている方向はこんな程度のものではありません。

 

21世紀3つのグループ

では、とんでもないスピードで科学技術が発展していく時代に私達はどうすればいいのでしょうか?

 

科学技術の発展よりも自分の頭が先んじていれば、人類を次のステージへと押し上げる先導者となります。

 

科学技術の発展に合わせ、同じスピードで科学技術を理解し知識を増やしていけば、時代についていけます。

 

科学技術が発展するスピードに自分の頭が追いつかなければ、時代に取り残されます。

 

一つ目にいるのは、ごくごく限られた一部の科学者だけでしょう。このグループに入るには、個人の努力だけでは難しいかもしれません。生まれ持った才能や運、周りの環境などにも左右されることでしょう。

 

では、二つ目。これであれば自分次第でなんとでもなります。

 

日頃から科学の発展に敏感になり、書籍で今どのような技術が開発されつつあり、どのような未来が待ち受けているのかをインプットしていけばいいのです。

 

それをしなければ、3つ目のグループに入ることになります。

 

2050年に生き残るには

以前にも紹介した認知科学者であり分析哲学者であり計算言語学者であり機能脳科学者でもある苫米地英人氏がおよそ30年後の未来である「2050年衝撃の未来予想」という本を出しています。

 

 

2050年衝撃の未来予想 [ 苫米地英人 ]

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感想(0件)

 

目次だけでも興味をそそられるので、いくつか抜粋を。

 

・2050年の”三種の神器

・国家の概念の消滅

・「バーチャル国家」の誕生

・サイバー独立国の誕生

人工知能でなくなる仕事とは?

・公務員はすべて人工知能になる

・生産性を劇的に向上させる道

 

科学技術を知らない人は、数十年後の技術をまるで魔法のように見ることでしょう。

 

時代に取り残されないためには、今この瞬間から頭の中を20世紀後半から21世紀後半に切り替えなければなりません。

 

今だけを見ているのでは全くもって不十分なのに、今だ昭和の脳みそで生きている人が信じられないほど多いです。

 

僕たちが生きる時代は、人類史上最も変化の早い激動の時代となります。

 

時代に自分の脳みそを合わせていくか、時代に取り残されるかは自分の選択です。最もエキサイティングな時代にたまたま生まれることができたのに、21世紀を存分に堪能しないのはもったいなくないですか?

 

『私は実のところ、人体の謎は今世紀のうちに全て解明されると思っている。だから今かろうじで考えられる程度のことも、将来きっと実現する。』

ノーベル賞受賞者 デイビッド・ボルティモア

 

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99%の人が知らない『読書の秘密』〜読書で学歴社会を乗り切るには〜

学歴社会日本

あなたは学歴が人生にどれくらいの影響を与えると思いますか?

 

プレジデント社はこれについて興味深いアンケート調査をしています。

 

1970年代~2010年代の各年代に就職した関東、関西の働く男女計1000人にアンケート調査を実施したところ、出身大学がその後の人生にどれだけ影響するかについてこのような解答が得られました。

 

その後の人生にかなり影響する:59.7%

その後の人生に多少影響する:35.0%

就職活動に影響する:95%

転職活動にかなり影響する:29.5%

転職活動に多少影響する:46.5%

年収、昇進に影響する:60%

結婚に影響する:70%

 

数字で見ると学歴はその人の人生に多大なる影響を与えているようです。

 

では、受験戦争に敗れた人の人生はそれでもうオシマイなのでしょうか?

 

あんまりにも残酷ですが、上記のアンケート調査を見るとそう思わざるを得ないかもしれません。

 

しかし、人生のたったひと時、ある一定の知識を頭に詰め込んでそれを紙の上に吐き出すことが出来ただけの人が人生安泰というのもなんだかおかしな気がします。

データで見る収入格差

けど、残念ながらそれが現実のようです。

大学別の平均年収ランキングを見てみましょう。以下はDODA出身大学別年収ランキングからの抜粋です。

1位 東京大学 729万円

2位 一橋大学 700万円

3位 京都大学 677万円

4位 慶應義塾大学 632万円

5位 東北大学 623万円

6位 名古屋大学 600万円

97位 三重大学 434万円

99位 亜細亜大学 433万円

100位 神戸学院大学 432万円

 

やはり、高学歴とされる学校を出た人たちの年収はそうでない学校を出た人たちよりも圧倒的に高いようです。

人生を変える読書

そんな中、「『学歴』は『学習歴』で超えられる」と言っている人がいます。国内の独立系コンサルティングファームであるドリームインキュベータを創業した堀紘一さんです。

 

自分を変える読書術 学歴は学〈習〉歴で超えられる (SB新書) [ 堀紘一 ]

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感想(1件)

 

堀さんは東京大学法学部を卒業後、読売新聞に入社。その後、三菱商事ボストンコンサルティンググループを経てドリームインキュベータを創業しました。

 

堀さんは人生を楽しく生きる方法には3つあると言います。

 

人生を楽しく生きる方法その1:金持ちの子どもに生まれる

人生を楽しく生きる方法その2:有名人の子どもに生まれる

人生を楽しく生きる方法その3:読書で教養を身に着けて一流の人間になる

 

金持ちや有名人の子どもに生まれなかったほとんどの人は、世間で超一流と言われている人の話を聞く機会がなかなかありません。そういった人たちの話を聞こうと思ったら人脈を辿り、高いセミナー料金を払って聞くところから始めなければなりません。そこまでたどり着くのには結構な苦労が伴うでしょう。

 

ですが、本であればそういった超一流の人たちが書いたものをものの1000円で読めちゃいます。僕たちがすべきは1000円札を持って自転車かなにかで近くの書店まで行き、その人の本を買うだけです。それすら面倒という人はamazon楽天で買えば勝手に本が届きます。

 

超一流の本をひたすら読んでいれば、イヤでも考え方が超一流になっていきます。特に出版される本というのは論理的にスラスラと読めるようプロに編集されていますから、話があっちに行ったりこっちに行ったりするセミナーなどの「話し言葉」よりも吸収率が格段にあがります。しかも十分の一以下の値段で。

 

こう考えると、本を読まないという選択がどれだけもったいないことかがよくわかります。書店には世界中の英知が書いた本が山ほどあるというのに、なぜ多くの人は彼/彼女らの言葉に耳を傾けようとしないのでしょう?

 

堀さんは言います。

 

「どこそこの大学卒だから学歴が高いという風潮、つまり大学受験における偏差値で評価する日本の学歴の捉え方は、諸外国とは大きく異なっていることを知っておくべきだ。(中略)「学歴なんてクソくらえ」ということが本書を読み進んでいくことによってわかってもらえると思う。」

 

読書は、私達が人生をひっくり返す数少ない手段の一つだと言えるでしょう。

 

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世界を広げる読書

本を読むことについて書きたいと思います。

 

世の中には本当に沢山の本が溢れています。

 

沢山本がありすぎて、何から手にとったらいいかわからない。

 

自分が読めるような本なのかもわからない。

 

最後まで読み通せるかもわからない。

 

お金を出して、その分得るものがなければもったいない。

 

そんな思いを抱いておられる方が多いのでは?

 

多くの人にとって本を読むという行為の敷居が高く設定されているように思えます。

 

そんな方は、自分が面白そうだと思った本から手をつけてみてはいかがでしょう。

 

「本から何かを学びとってやろう」とか、「払ったお金の分、得した情報を獲得しなければ」といった思いはいったん捨てて、純粋に自分の心が惹かれる分野のものを読んでみると新しい世界が広がるかもしれません。

 

それに、「本を読むことで何か得して、他人を出し抜いてやろう」ということから始めると、読書が面白いものでなくなってしまう。

 

本を読んで、「あー、面白かった」となればそれは人生における一つの喜びなのではないでしょうか。

 

それで本が好きになって、じゃあ今度は読書を人生に活かしてやろう、とか仕事をうまくやるためにこれを読もう、というのは多いに結構だと思います。

 

ただ、入り口がそれだと読書から自分が想定した分の効果が得られなかった時、「本なんてこんなものか」となってしまうかもしれません。

 

およそ人間が興味を抱く全てのテーマにおいて何かしらの本が書かれているというのに、最初の数冊で本から思った効果が得られないというだけで読書を人生から切捨ててしまうのはあまりにももったいない。

 

あらゆる人にとって必読の書というものは存在しません。

 

物語が好きな人は小説を読めばいいし、恋愛なら恋愛、人の心なら心理学、運動が好きならスポーツの本、世の中の仕組みについて知りたければ社会科学。

 

興味の方向性は人それぞれ違うのだから、自分が興味を持ったものに触れればいいのだと思います。

 

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資本主義における「王道」

私達はどんな職業を選べばいいのだろうか。

 

就職活動をする学生に限らず、何をして生活の糧を得るかという悩みは多くの人が抱えるものである。

 

好きか嫌いか

 

やりたいかやりたくないか

 

得意か苦手か

 

稼げるか稼げないか

 

職業を選ぶにあたっては様々な指標がある。

 

何を一番大事なものとして決めるかはその人の価値判断と状況による。

 

たとえどれだけ嫌いでも金を沢山もらえるならどんな仕事でもやるという人もいれば、苦手な仕事をやるくらいだったら霞を食ってでも好きなことをやりたいという人もいる。

 

それは個別具体的なその人にしかわからない事情や状況、価値観があってのことだから他人がとやかく言うことではないだろう。

 

日本においてどんな仕事をするかは職業選択の自由によって好きなように選べることが保証されているのであるから。

 

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だが、もしなにが自分の人生にとって大事な価値なのかがわからずどんな仕事をしたらいいのかわからないというのであれば、迷わず自分が好きなことを選ぶべきである。

 

もし金が沢山もらえるからといって嫌いな仕事を選んだらいつまでたってもその仕事に情熱を抱けず、たとえ努力をしても上達するのは容易ではない。

 

人間の脳は自分にとって重要でないと判断したものについては頭に残らないようになっている。

 

脳の性質上、その仕事が好きで好きでたまらなく一日中そのことを考えているような人間と、その仕事をどうしてもやりたくなくていかに楽をして早く帰るかということを考えている者では前者の方がよい仕事をするのは明らかである。

 

逆に自分の興味関心があること、好きなこと、情熱を抱けることを仕事にすれば、たとえ最初はうまくゆかなくともいずれ必ず上達する。

 

例えば100メートル走のような生まれつきの遺伝子が大きく影響する身体的な活動では、好きだからという理由だけでずっとやっていたとしてもその分野で抜きん出ることは難しい。

 

生まれ持った体格や骨格、筋肉量に大きく左右される分野だからである。

 

だが、そうではない仕事(頭を使う仕事と言っていいだろう)であれば生まれつきのものはさほど関係なく、トレーニングを積めば誰もがある程度の領域に達することができる。

 

例えばコンピューターエンジニアになりたいとしよう。

 

彼/彼女が有能なコンピューターエンジニアになるために必要なことは、頭の中にコンピューターエンジニアに必要な知識のニューラルネットワークを築くこと、ただこれだけである。

 

必要な知識を頭の中にインプットし、それを実践で使うトレーニングをする。

 

その頭の中にインプットした知識を有機的に繋ぎ合わせ、自由自在に引き出せるようになればコンピューターエンジニアリングのプロフェッショナルであると言えよう。

 

するとその分野での市場価値が高まり給与は自然とあがる。

 

好きなことをやっているのだから仕事を楽しめる上に、給与も自然とあがる。

 

長期的に見れば、自分の好きな仕事を選んで市場価値をあげる。これが資本主義社会における生き方の「王道」である。

 

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