資本主義と創造性と
資本主義社会においては資本家と労働者の格差は広がる一方である。
労働者が30万を稼ぎ、資本家が10万を搾取する。
極めて単純な論理である。
労働者は資本家から与えられる仕事をする。
その構造上労働者が創造性を発揮する機会というのは少ない。
もし真に創造性ある仕事をしたいというのであれば、自らの内側から湧き出る衝動に従い、それをなんらかの形で表現することである。
それは文章でもよいし、物理的な作品でもソフトウェアでも音楽でもよい。
アインシュタインの相対性理論、ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟、釈迦の「空」、ダーウィンの進化論、ゲーテの若きウェルテルの悩み、マルクスの資本論、、、
こういった仕事は誰かにやれと言われてなされたものではない。
彼らは自らの内発的動機に突き動かされ、かの偉大なる仕事をやってのけたのである。
やりたくもないことを他人に押し付けられた時、人間の創造力は限りなく0に近づく(場合によっては「どうやってやらずにすませるか?」を考える方に創造力を働かせるようになる)。
では、内発的動機による行為とはどんなものだろうか?
それは、たとえそれをやっても一銭の得にもならず、社会的意義は全くない上、他人の評価があがるわけでもないのにも関わらずやりたいという行為である。
「やりたいから」
それ以上の理由が見つからないのであれば、それは内発的動機と言えるのかもしれない。
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