世界を広げる読書
本を読むことについて書きたいと思います。
世の中には本当に沢山の本が溢れています。
沢山本がありすぎて、何から手にとったらいいかわからない。
自分が読めるような本なのかもわからない。
最後まで読み通せるかもわからない。
お金を出して、その分得るものがなければもったいない。
そんな思いを抱いておられる方が多いのでは?
多くの人にとって本を読むという行為の敷居が高く設定されているように思えます。
そんな方は、自分が面白そうだと思った本から手をつけてみてはいかがでしょう。
「本から何かを学びとってやろう」とか、「払ったお金の分、得した情報を獲得しなければ」といった思いはいったん捨てて、純粋に自分の心が惹かれる分野のものを読んでみると新しい世界が広がるかもしれません。
それに、「本を読むことで何か得して、他人を出し抜いてやろう」ということから始めると、読書が面白いものでなくなってしまう。
本を読んで、「あー、面白かった」となればそれは人生における一つの喜びなのではないでしょうか。
それで本が好きになって、じゃあ今度は読書を人生に活かしてやろう、とか仕事をうまくやるためにこれを読もう、というのは多いに結構だと思います。
ただ、入り口がそれだと読書から自分が想定した分の効果が得られなかった時、「本なんてこんなものか」となってしまうかもしれません。
およそ人間が興味を抱く全てのテーマにおいて何かしらの本が書かれているというのに、最初の数冊で本から思った効果が得られないというだけで読書を人生から切捨ててしまうのはあまりにももったいない。
あらゆる人にとって必読の書というものは存在しません。
物語が好きな人は小説を読めばいいし、恋愛なら恋愛、人の心なら心理学、運動が好きならスポーツの本、世の中の仕組みについて知りたければ社会科学。
興味の方向性は人それぞれ違うのだから、自分が興味を持ったものに触れればいいのだと思います。
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